外構工事の中でも悩ましいテーマの一つ、駐車場と駐輪場の屋根問題です。
本当に必要かどうか、メリットとデメリットを比較してみましょう。

設置するメリット
最大のメリットは何と言っても
・雨に濡れない
こと。
特に、洗車を頻繁にされる方、電動自転車をお持ちの方、車や自転車を日常的に使う方、お気に入りの愛車を所有している方にとっては、雨で濡れないというのは大きな利点でしょう。
他にも、
・冬場フロントガラスが凍りにくい
・フロントガラスやルーフの雪下ろしが不要
・夏場の車内温度の上昇を少しは抑えることができる
・ひょう害や糞害を受けない
・車体に汚れが付きにくくなるために洗車回数を減らせる
・車体塗装の劣化を遅らせることができる
・自転車の鉄部パーツが錆びにくくなる
・電動自転車のバッテリー部を保護できる
などのメリットがあります。
設置するデメリット
一方、当然ながらデメリットもあります。
・コストがかかる
・占有面積が大きく場所を取る
・エクステリアの中で目立ちすぎる
・人や車の動線が限定される
・カーポートやサイクルポートの屋根が汚れる上に、掃除し難い
・雪下ろしが大変
・雪下ろししないと、損壊・倒壊する可能性がある
・建物屋根や太陽光パネルからの落雪で、損壊する可能性がある
・柱が邪魔で駐車駐輪スペースが狭くなる
・ナチュラルなエクステリアの場合は、それに調和する製品が少ない
などです。
メリットとデメリットを比較してみて、いかがでしょうか?

両方設置するのが難しい場合
スペース的に難しい場合は、
・カーポートを一回り大きいタイプにしサイクルポートと兼ねてしまうという方法
・建物に軒がある場合は、カーポートを隣接させることで屋根下のエリアを広くし、そこを自転車置場として利用する方法
などが考えられます。
コスト的に両方設置するのが難しい場合は、
・将来設置しやすいように、柱の部分はコンクリート等で固めずに砂利などで仕上げておく
・将来的に屋根を付けること前提のプランニングをする
と良いと思います。
それでもどちらか一つとなれば、カーポートよりサイクルポートをおすすめします。
自転車の方が、車よりも圧倒的に雨に弱いからです。

設置する場合は
・駐車駐輪台数からサイズを決定し、プランニング初期の段階でスペースを確保する
・外構工事全体の中で、予算を確保しておく
・法規関連の確認(建ぺい率や防火地域指定など)
・製品を下調べしておく
これらの検討が必要です。
特に最近は、汚れが目立たないアルミ屋根の製品、積雪に強い商品、オプションで照明や防犯カメラを付けられたり、コンセントまで増設できるタイプもあります。
カーポートとサイクルポートを設置する場合は、早めの検討が重要なポイントです。
メーカーのカーポート
最後に主なメーカーのサイトと、主要シリーズのカーポートをまとめてみました。
左列のカーポートSC・プレーンルーフ・F2はアルミ屋根材で、他は全てポリカ―ボネート材です。
右列が廉価グレードとなります。
風や雪が心配な場合は、ガルバリウム(スチール折板)屋根材タイプの高強度仕様のカーポートもあります。

それぞれ特徴やデザイン、価格が微妙に異なりますので、もし迷ってしまった時には選び方のアドバイスもさせていただきます。
ずっと使うことになるであろうカーポート、サイクルポート。
環境や使い方に合った、施主様にとって最適なものをぜひ選んでいただきたいと思います。


